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2017年8月13日 (日)

自然科学論文数・日本4位に転落

毎日新聞が自然科学論文数ランキングを報じている。
「各国の研究予算も比較したところ、15年の日本の研究開発費の総額は18.9兆円で、米中に次ぐ3位だった。しかし、大半は企業が占めており、基礎研究を担う大学の分が少ないことが論文低迷の原因とみられる。」
     
ノーベル賞を受賞した益川教授も
「背景には、研究資金の配分方法の変化がある。研究者が自由に使える研究費は減り、公募で選ばれたプロジェクトに配分する競争的資金の比重が高まった。予算を申請する段階で成果の見通しを説明するよう求められ、定期的に進捗(しんちょく)状況を報告しなくちゃいけない。この仕組みでは、確実に成果が期待でき、社会へのアピールにもつながる研究が予算を獲得しやすい。しばらく論文を書かず、新しいものに挑戦していくような基礎研究は細っていく。」
      
もう30年以上前になるが、ある国際学会でアメリカの基礎研究者は応用研究に比べて基礎研究には資金が少なくカナダやドイツの大学や研究所に移っているという話を聞いたことがある。基礎研究には資金が少ない傾向が日本でも起こっているのだろう。
     
この状態が続くと数十年後には日本から自然科学の分野でノーベル賞の受賞者はいなくなってしまうだろうと老婆心ながら心配である。

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